フィクション
長らく晴れ続きだったのに今日は陰気な曇天。休日なので遊びに行くはずだったけど気分が悪いな。
友達にお付合いしている人ができたの。
私の彼よりもかっこよくて、勉強ができるんです。
それだけではなく、スポーツマンなのです。
でもほんとのことを打ち明けると、ひそかに私が思っていた人だったんです。
幼なじみもまったく気がついていないでしょう。
公にしていない、これから先口を割ることもないでしょう。
ですので友人が幸せなんだろうなと感じるんです。
思いを伝えられなかった自分よりも、たくましい彼女には勝てないなと思いましたよ。